旨い料理!居心地が良い!温泉が良い!3拍子そろい踏みのお宿『辰巳館』@みなかみ

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上牧温泉 辰巳館

『辰巳館』は群馬県のみなかみ町の利根川沿いに建つ温泉旅館です。
谷川岳にもほど近く、夏は利根川のラフティングを楽しんだ後に、秋は谷川岳の紅葉を見にいくために宿泊しています。
いろり炭火焼き料理が絶品なので、ここ数年ほどは、年に1~2回宿泊しているお気に入りのお宿です。

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リニューアルされた居心地の良い部屋

4人くらいで宿泊したことが何度かあったのですが、その時は和室の二間つづきの客室を予約しました。
二間つづきの和室の部屋は古めのお部屋ですが、4人で宿泊するにも広々としていてストレスなく過ごすことができます。

今回は夫婦で宿泊するので二間のような広さは必要ないため、リニューアルされた和洋室を予約しました。

今回宿泊したのは登竜館の4階のお部屋です。
客室のドアの前に面格子の引違い戸があり老舗らしい贅沢なアプローチになっています。

踏込みに入ると正面には大きな鏡、右手が客室で明るく落ち着いた基調でまとめられています。

天井も壁もセンス良く落ち着いた和モダンに統一されています。
15センチほど壁からふかしたベッドボードには板が張られています。
畳は半畳の縁なしたたみです。

ベッドボードの上にはコンセントとUSBの差込口がありました。
古い旅館だとコンセントが少ないことが多いですが、リニューアルされたお部屋なので便利になっています。

逆から見るとこんな感じです。
和洋室の良いところは温泉に入ったあと、布団を敷かなくても心置きなくベッドにゴロンできるところです!

ベッドはシモンズのマットレスを使っているとのこと。
我が家もシモンズを使っているので違和感なくとっても寝心地が良かったです。

ひとつだけ難をつけるとすれば、枕です。
お洒落なクッションでは足りないので、枕がもうひとつあればベッドボードによりかかってくつろぎやすいです。

ベッドの横にはガラスのサイドテーブルもありました。

旅館やホテルで物場所が少なくて難儀することが多いのですが、リニューアルされたこの部屋はそういった、かゆい所にも手が届きまくっているお部屋です。

ベッドの奥にもカウンターがあり、ティッシュペーパーがきれいに収まっていて、丸い穴はゴミ箱がです。

ホテルタイプのドレッサーがついていて、引き出しの中には辰巳館オリジナルのお着き菓子が置いてありました。
引き出しが多いこのドレッサーなら逗留する時に衣類や下着を収納しやすくて便利で良いですね。

右下には貴重品用の暗証番号式の金庫があります。

広縁だった部分には大きめのソファーが置いてあるので、ベッド以外にもゴロンとくつろげて良き。

広縁のソファーの反対側の壁には簡易のスタディーコーナーがあります。
空気清浄機も置いてありました。
この机は使いませんでしたが、この部屋はカウンターがたくさんあり、ちょっと物を置くのにとても便利だと思いました。

リニューアルされたお部屋は小さな心配りが散りばめられた居心地の良いお部屋になっていました。

ベランダにはテーブルと椅子。
眼下には利根川を見下ろすことができます。
温泉に入ったあとにここでビールを飲みたいです。

無料でポット・冷水・コーヒー・お茶・紅茶完備。

ネスプレッソですね。
でもラウンジにデロンギのコーヒーマシーンがあったので、客室のコーヒーマシーンは使いませんでした。

冷蔵庫の中に入っているお酒なども価格はとっても良心的です。
お酒は売店でもたくさん販売しています。

踏込み入って左手に冷蔵庫などがありますが、その奥に洗面台と浴室がありました。
温泉に入るので浴室は使いませんでした。
このエリアはあまりリニューアルされていないような気がしますが、あまり気になりません。
ボトルの化粧水と乳液がありましたが、それ以外にも

クレンジングや洗顔料が入ったDHCのスキンケアセットが置いてありました。

踏込みの正面の鏡になっている引き戸をあけると、ここにも引き出しとクローゼットがあります。
収納は十分すぎるくらいあります。
湯カゴの中にタオルがあります。
温泉に行くときには部屋からタオルを持っていく必要があります。

トイレはタンク式のちょっと古め。一応ウォシュレットはついています。
壁紙などは張り替えているのかきれいです。

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落ち着きのあるラウンジ

折しも晴天の日だったので、ラウンジの緑がとても美しく映えていました。
窓の向こうには利根川が流れています。

ラウンジを背にして振り返るとフロントです。
華やかではありませんが、落ち着いた雰囲気になっています。

デロンギのマシーンで作るコーヒーと紅茶などが無料です。
時間は朝7時から夜10時まで。

フロントで注文されば地ビールも飲めるようです。
月夜野地ビール。
前に宿泊した時に夕食の時にいただきましたが美味しかったです。

コーヒーを飲んでちょっと休憩。
落ち着いた空間と緑に癒さながら2人でぼーーーっと座っていました。

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旅館といえば卓球!!

辰巳館には無料の卓球台があります。

旅館といえば卓球ですよね!
卓球台は地下のゲームコーナーに置いてあります。

バインダーに部屋番号か名前を書いて、フロントにラケットとボールを借りに行きます。

吸い込まれそうでちょっと怖いwww
電気が消えているので自分でつけます。

30分くらい2人で盛り上がって、汗だくです。
良い運動でした。夕食前にお腹を減らせて良かったです。
これから温泉に入りにいきます。

山下清の壁画がある『はにわ風呂』

山下清画伯の壁画がある『はにわ風呂』は男女入れ替え制です。
出入り口のところにある休憩所では無料の麦茶をいただいて水分補給できます。

天井などを見上げると古さが目立ちますが、脱衣場などはきちんと清掃されていて気持ち良く使えます。

ベビーベッドや子供が使うおもちゃなども置いてあり、お子さん連れにも優しいお宿のようです。

こちらの温泉は谷川岳の雪解けの利根川の水や日本海側に降った雨や雪が地中であたためられ、およそ17年の歳月を経て今日湧き出ている天然温泉だそうです。

無味無臭です。
泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉です。

ガラスモザイクの壁画『谷川岳と大峰の大沼』の景色
ボートは清画伯の発想で実際にはないそうです。
後ろ向きの人物が山下清画伯本人だそうなんですが・・・
え?どれ?
どれが後ろ向きなんだろう・・・
山下清は人を描くのが苦手と言っていたようですが、この絵を見る限り確かに得意には見えません。

余談ですが、辰巳館に何度も通ううちに、我が家では山下清が身近になり、先日は『山下清展』に行ってきました。

絶品すぎて幸せ!!囲炉裏料理&利き酒5種!!

空も暮れなずんできました。
お待ちかねの夕食です。
辰巳館に通うことになったきっかけはこの囲炉裏料理が大好きになったからです。

炭火山里料理 いろり献残焼きです。
高貴な方に献上した残り物(御裾分)の意味で、手作りの田舎料理だそうです。

わたしは食いしん坊なので常にグレードアップされた『焼き物三昧、10種の炭火焼』のプランにしています。

今回のお品書きはこちら。川魚・赤城牛・やまと豚・伊達鶏・赤城鶏・きのこ・トウモロコシ・里芋・焼きまんじゅうなどを楽しめます。

お酒のメニューはこちら。
月夜野の地ビールも美味しいですし、有名な竹冷酒は竹に日本酒谷川岳の冷酒を入れて提供してくれるものなので、とっても風情がありますよ!

今回は群馬の地酒利き酒セット2,090円にしました!
3種と迷ったけれど、色んな種類を飲みたいと思い、思い切って5種に!
純米辛口原酒 谷川岳
特別純米酒 誉國光(ほまれこっこう)
純米吟醸 赤城山
新米吟醸原酒 谷川のめぐみ
純米酒 桂川

こんなにたくさんの種類を利き酒しながら炭火のいろり料理を味わえるとは、なんて幸せなの~~~
連れの好みは赤城山、わたしの好みは谷川岳でした。

さて、焼き物を焼いていきます。
魚→肉→網を替えて野菜、の順で焼いていきます。

今日の焼き魚は虹鱒です。
あらかじめ焼いて焦げ目もついているので、炭火であたためる程度でOKです。
身がふっくらしていて、塩加減も丁度良い~ホントにおいしいです。

お造りは月夜野鱒、桜鯉、川ふぐの磯部巻。川ふぐというのはナマズのことです。
いずれも臭みもなく、美味しい。
冷し鉢はなすのすり流しでした。
涼やかな口当たりでお口直しにもなります。

鶏だけで3種も食べ比べできるのは楽しいです。
ぷりぷり度も味の濃厚さも鶏によって違ってきます。
写真を撮り忘れましたが、刷毛で醤油をぬりながら焼きます。

肉を焼き終えたら仲居さんが網を替えてくれるので、野菜や団子を焼いていきます。

上州名物の焼きまんじゅうと里芋万頭です。
里芋万頭もちもち~

そしてこれはわたしの大好きなおにぎり!!
契約農家の本多さんが作っているお米です。

右上にある味噌をつけて焼いて食べるのですが・・・

こんなおにぎり、焼いて食べられますか?!
あ、いや、焼いても食べるんですが、まずはこのまま食べたいでしょ!!
おにぎりはお代わりできるので、いつも1つそのまま頬張っていますwww
お米の甘み~もちもち加減~炊いた硬さも絶妙すぎる~~
ホントに美味しいおにぎりなんです!

でもって、わたしは醤油で焼きます。
連れはお宿のおすすめ通り味噌をつけて焼いています。
こういう風に自分の好みで食べられるのも良いですよね!

〆はお鍋

焼きおにぎりを焼き始めた頃に仲居さんが来てくれて、〆のお鍋を作ってくれます。

お鍋の写真とりわすれてしまいました。
今日はレタス鍋です。
半割竹の中に入っているのは鶏だんごのネタです。

舞茸の濃厚な出汁と鶏団子の出汁がコラボしててマジうまい。

隣の席のおじいさんが仲居さんにお品書きにはありませんが『卵とご飯』をご所望されていていました。

なるほど!!

鍋だから雑炊にして〆るんですね!

満腹過ぎていつも気が付きませんでした!!

お腹一杯でも次回は卵雑炊チャレンジしてみたいです。

デザートでひといきついて、大満足の夕食が終了です。
食べることに対するポテンシャルが高いわたしでも、お腹がはちきれんばかりです。

辰巳館で食べられる育風堂の『はもんみなかみ』

お腹一杯なのでわたしには無理なんですが、辰巳館で育風堂の生ハム『はもんみなかみ』をいただくこともできます。
興味ある方は是非注文してみてください。

間違いなく絶品の生ハム!『はもんみなかみ』育風堂に行ったらコレを食え!

辰巳館のこだわりの朝食

登竜館5階にある和風宴会場が朝食会場です。
写真は朝食会場からの眺め。
今日も良い天気です。

ご飯は昨日の焼きおにぎりのお米と同じ、本多さんのお米です。

地野菜などを源泉で蒸していただきます。

大粒のつきよの納豆。
辰巳館の売店で販売しています。
豆の風味が濃くてとっても美味しいです。

源泉で炊いたおかゆです。
朝から滋味深いです。

とか言いながら、全部完食して、またもやお腹ははちきれんばかりwww

お土産が充実してる!辰巳館の売店

辰巳館の売店は食べ物、小物、お酒、お土産がたくさん置いてあって、見ていてちょっと楽しい売店です。

夕食と朝食の時のお米、本多さんのお米も売っています。

月夜野びーどろパークにも近いのでガラス工芸品なども取り揃えています。

かわいい和食器もありました。

こ、これはっ!!

はにわ風呂の山下清の壁画がオリジナルタオルになってる!

ほ・・・ほしい。
770円。
何に使うかわからないけれど、このオリジナルタオルを購入www

日本酒谷川岳のてぬぐいも欲しかったけれど、山下清の壁画オリジナルタオルを購入することにしたので、てぬぐいは我慢します。

ミニのはにわさんたち。
かわいい~

みなかみオアシスのボトル、桐のまな板やコースター、マウスパッドなど。

わたしが溺愛する沢田の味の鉄砲漬けも売っていました。
いつもお勧めしていますが、群馬のお土産にこの鉄砲漬けは喜ばれると思います。
ピリッと辛くてマジでうまい。
ウリとみょうがと唐辛子が好きなら絶対に買ってほしい。

温泉に置いてあった酒粕の洗顔。
使ってみたけれど1回じゃよくわからなかった。
興味ある方は買ってみてください。

お酒もこんなにたくさん売っています。

朝食に出た美味しいつきよの納豆も売っていました。

さらりと心遣いをしてくれるお宿

リニューアルされたお部屋に泊まった今回は、いつも以上に快適で居心地がよく、いろり炭火焼き料理は間違いなく美味しくて、本当に良いお宿だな~と思います。

それだけでなく、辰巳館は従業員の方のおもてなしや心遣いも良いんですよ。

チェックアウトしてから正面玄関の写真を撮ろうとしたら、見栄えが良いようにと、わざわざ入口の扉を閉じてくれています。

夕食の時の仲居さんも忙しいながらも、色々世話を焼いてくださり、日本酒を頼むと何も言わなくてもお冷を持ってきてくれて、お冷のピッチャーも置いていってくれました。

フロントではおいしいぶどう園を紹介してくれたので、最後まで楽しい旅をすることができました。

辰巳館のいろり炭火焼き料理が大好きで、それを食べるためだけに通っていましたが、リニューアルされた部屋に泊まってみて、今後は泊まるのも楽しめるお宿になりました!

一緒に行った連れと、

なんか期待できそうだから、次は露天風呂付の部屋に泊まろう!

と話し、次の楽しみもできました~

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