みなかみの辰巳館に宿泊した翌日。
辰巳館から車で10分ほどの『阿部りんご園』でりんご狩りをして帰ろうと思っていました。
が、お宿の人に聞くとりんご狩りは9月20日過ぎからとのこと。
代わりにぶどう狩りができることを教えてもらいました。
このあたりのぶどう園はどこも甘くておいしい、と教えてもらったのですが、ちょっと食い下がって、あえてひとつおすすめするならどこですか？と聞くと
まこちゃんぶどう園
を教えてくれました。
みなかみにある辰巳館からまこちゃんぶどう園は車で25分ほどの場所でちょうど良い距離です。
しかもぶどう園は関越自動車道の沼田ICまで6分ほどの場所なので、高速道路へのアクセスも楽々です。
まこちゃんぶどう園へ至る道沿いに『阿部りんご園』があるので、とりあえず、有名なアップルパイを買ってからぶどう狩りへ向かいます！
発知ぶどう団地
まこちゃんぶどう園の住所は『沼田市下発知町』という場所にあるんですが、途中『発知ぶどう団地』という標識を発見。
ぶどうといえば山梨県のイメージで群馬県でぶどう栽培しているイメージが薄かったのですが、有名な産地なんでしょうか。
（自宅に帰ってから調べてみると群馬は榛東（しんとう）のあたりでもぶどうの栽培がさかんのようです）
ぶどうの団地？？よくわからないけれど、あとから調べてみると発知周辺には『まこちゃんぶどう園』だけでなく、果樹園が多いようです。
これは期待が持てそうです。
国土地理院のサイトで標高を調べてみると、下発知は標高が約500m前後の高地でした。
寒暖差のある高地で栽培された農産物は味が良いものが多いので産地になるのも頷けます。
まこちゃんぶどう園
住所は群馬県沼田市下発知町７２７です。
県道266号を外れて脇道に入ると、道が細くなるので、本当にここにぶどう園があるのか、と少し心配になりますが、少し先に目をやると赤いのぼりが見えてきます。
小さな掘っ立て小屋が受付場所です。
ぶどう狩りが始まった翌日の9月2日、土曜日の13時半頃訪問しました。
来た時に車は2台くらいしか停まっていませんでしたが、帰る頃にはたくさんの車が停まっていました。
人気のほどがうかがえるぶどう園です。
味見できます！
まずは小屋の中で受付でふどうの味見ができます。
ぶどう狩りが始まったばかりなので『ゴールドフィンガー』『藤稔』『紅伊豆』の3種類のぶどう狩りができるとのこと。
時期によって収穫できるぶどうの種類が違ってくるので、この他にもシャインマスカットやスチューベンなどの人気のぶどうも9月から10月にかけて収穫できるようです。
味見をすると・・・ゴールドフィンガーが甘い！！
わたしは数年前にゴールドフィンガーを知ったのですが、皮ごと食べられて異次元の甘さです。
形が細長く珍しいもので、子供から大人まで喜ばれる、贈答用にもなる高級品種です。
ゴールドフィンガーはまこちゃんぶどう園でも一番人気だそうです。
紅伊豆は濃厚で瑞々しい！
今回はこの2品種を持ち帰ることにしました。
料金
まこちゃんぶどう園は入園料無料です。
そして食べ放題ではありません。
受付で味見ができるので、園内でぶどうのつまみ食いをしてはいけません。
ぶどうの料金は下記の通り
【１００ｇ／１１５円】
キングデラ・スチューベン
【１００ｇ／１７０円】
シャインマスカット・クイーンセブン・雄宝・バイオレットキング・我が道・コトピー・恋人・ゴールドフィンガー・マイハート・瀬戸ジャイアンツ・マドンナの宝石
【１００ｇ／１３５円】
その他のぶどう
価格は普通です。
シャインマスカットに限って比較すると、東京都中央卸売市場における2022年シャインマスカット1キロの年間平均価格は2,106円です。(１００ｇ／２１０円)
2022年9月の平均単価は１００ｇ／１７６円、10月は１００ｇ／１７３円でしたので、まこちゃんぶどう園の価格は特段安いわけではないですが、ほぼ平均価格良心的です。
でも観光農園として管理に手間がかかる方法で営業していることや、周辺にはグラム当たり300円近くの価格をつけているぶどう園もあることをかんがえると、安いと思います。
※掲載したぶどうのグラム当たりの単価は年によって変動します。
子供も大人も！収穫しやすいレインカット方式！
レインカット方式というのは生垣にして上にかさをつけた方式の栽培方法。
よく見るとぶどうの木の上に雨除けのビニールの傘がついています。
傘がない生垣仕立てはヨーロッパのワイナリーに多いですね。
日本の昔ながらのぶどう園だと頭上に枝・葉・房のぶどう棚がある棚栽培が主流です。
ぶどう棚の高さは、作業する人の身長+20cmくらいで作られていることが多いので、身長の低い農園主のぶどう園だと160cmのわたしでもかがんで移動しなければならず、20～30分滞在するだけで腰が痛くなります。
でも、このレインカット方式だと！
空が抜けてる～～～
身長が高い人でもかがまずに移動できるんです！
しかもぶどうの房は大人の膝丈くらいの下の方になるので、これなら小さなお子さんでも簡単に収穫することができます！
超良き！
収穫！
ぶどうの味見をしてから園内に入ると、かごとはさみが置いてあるのでそれを持って収穫しに行きます！
ぶどうの生垣の列に番号がついていて、今日もぎとれる場所の案内もあります。
つまみ食いしたい人は、食べ放題している農園に行ってください。
基本的には収穫しやすいレインカット方式でしたが、主通路は棚栽培でしたので、少しの間は頭上注意です。
まだ収穫できませんでしたが、スチューベンとシャインマスカット。
立派なゴールドフィンガー！！一番人気！
たわわ過ぎてどれを収穫するのか迷います～
9月中旬頃にはぶどう狩りエリアのゴールドフィンガーはほぼ狩り尽くされるとのこと。
でも、まこちゃんぶどう園はぶどう狩りエリア以外にも収穫できるぶどう畑を持っているので、9月中旬でも違う畑からゴールドフィンガーを持ってきてもらうことができるとのことです。
自分で収穫はできないけれど、とても甘くておいしいぶどうなのでめちゃんこおすすめです！
藤稔と紅伊豆。
紅伊豆が瑞々しいのに濃厚でおいしかった！
お会計
ゴールドフィンガー2房・紅伊豆2房で計4房
写真撮り忘れてしまったのですが、すんごい立派な4房を購入。
3,865円也！
さいほど豊洲市場の平均価格と照らし合わせて、良心的な普通の価格と書きましたが、やっぱり安く感じます！
実家に2房持っていき、自分の家で2房食べました～
贈答用のお持ち帰りは電話連絡ください、と書いてあるので、贈答用にする場合には一報いれた方が良いようですね！
激甘のぶどうが味見できて、子供も大人も収穫しやすいレインカット方式で、価格も良心的なまこちゃんぶどう園はとってもおすすめのぶどう園でした！
周辺観光
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