全国的に珍しい淡水魚の水族館
埼玉県羽生市の羽生水郷公園にあるさいたま水族館は全国的にも珍しい淡水魚の水族館です。
車がないとアクセスできないような場所ですが、駐車場は広く無料なのでドライブがてら寄ってみるのもいいかもしれません。
上記写真の右下に「本日のコツメカワウソの展示は終了しました」と書いてあるので、見られなかったですがコツメカワウソもいるんですね。
見たかった~
入館料はこんな感じ。
とても安いので行きやすいですね。
入館するとすぐに広場が広がっています。
まるまるころころ太った錦鯉が悠々と泳いでいて、来館者がくれる餌に群がっています。
餌は1カプセル100円で買えます。
大きい鯉が5cmくらいお口をまん丸にパクパク開けながら
えさくれ~えさくれ~
ってやっているのでちょっとホラーな感じもしましたがお子さんには楽しいかもしれません。
荒川の約200kmを館内に再現
館内は、県内及び東京都内を流れている荒川の約200kmを、上流から河口部まで下るようなスタイルで展示しているそうです。
ん・・?荒川??
なぜに荒川・・・水族館から2kmの場所に利根川があるというのに!
ちなみに水族館から荒川までは直線距離で10km以上あります。
クチコミを見ると明らかに利根川水系の淡水魚の展示と勘違いされている人もいたくらいです。
誰か突っ込んでほしい・・・笑
ニッコウイワナ。
イワナって山に行ったときに炭火で焼いて食べるよね!
って感じで見てはいけません。
炭火焼きになっているイワナってだいたい20cmくらいですよね。
このイワナ、50cmくらいある感じ!
こんな巨大イワナ、炭火焼きにしてもらっても食べる気が起きません。
いやはや、本当に大切に育てられているんですね~
巨大オオサンショウウオ。
1.5m位あるのではないかという大きさ。
水族館で大事に大事に育てられたのでしょう。
なかなか見応えのある大きさでした。
イモリってこんなに活動的なんですね!
見ていて飽きない感じです。
埼玉県の池や川に分布しているそうですが、見たことない!
というか、水辺に行くことがほとんどないので見たことなくて当たり前なのかもしれませんが、知らないところで色んな生物が生きているんだなぁと改めて小さく感動。
ソウギョ。
万が一落ちた川でこんなでかい魚とコンニチワしてしまったら、本気と書いてマジでホラー。
絶対に荒川には落ちないようにしようと心に誓いました。
ちなみにこの中に白いソウギョちゃんがいるんですが。
これは埼玉水産研究所で改良されたアルビノソウギョだそうです。
観賞用なんでしょうか??
なんのためにソウギョを品種改良する必要があるのか、一般人のわたしにはホラーしか感じません。(ソウギョ好きな方がいたらごめんなさい)
小さなお魚さんたちも小さな水槽で展示されています。
この水族館は説明にレッドリスト(絶滅危惧種)の表示もあるのでわかりやすいです。
巨大うなぎ。
うなぎのマイホームでみんなドヤ顔でくつろいでるのが面白かわいいです 笑
大迫力のアメリカ。
利根川水系に分布しているそうです。
1971年に養殖のため輸入され、霞ヶ浦でも養殖されているそうです。
食用のようですが・・・ナマズ、食べたことないです。
いつか機会があったら食べてみたいです。
レッドリスト:ゼニタナゴ
ゼニタナゴはかつて関東地方から東北地方の平野部にかけて広く分布していました。
細いウロコから「ヤスリメ」と呼ばれ埼玉県北部でも身近な存在でした。
しかし戦後の開発とともに生息環境の消失や外来生物との競合に敗れ、埼玉県では1988年を最後に姿を消してしまいました。
現在残された生息地は東北地方の一部のみです。
もう埼玉県にはこの水族館にしかいないんですね。
そう考えると寂しい限りです。
最後は金魚のドームがあります。
中のドームから金魚を観察できます。
館内から広場に出ると、奥になにやら人だかりができいました。
水面がざぶんざぶんっと尾びれや背びれで揺れています。
そこには1m位あるチョウザメたちがいました。
ガラス面から観察もできます。
チョウザメの餌は1カプセル200円。
試しに餌をあげてみると、鯉のような貪欲さはなく、餌を落としてもすぐには気が付かない感じです。
たぶん匂いが広がってから食べに行く感じ。
という感じで終わるわけですが。
そんなに大きい水族館ではないので、さっと周れば20分くらいで周れてしまいます。
地味な感じのさいたま水族館ですが、色々巨大〇〇を見られたので、地味に興味深い水族館でした。
羽生水郷公園はとても広く、駐車場も停めやすいので、ピクニックがてらさいたま水族館に行くのも良いかもしれません。