OCNモバイルoneはバッテリー消費が多いのか?
格安SIMのOCNモバイルoneは、スマートフォンのバッテリー消費が多いとネット上で言われ。様々な考察もなされています。
たしかに僕自身もLINEモバイルからOCNモバイルoneにしてから、バッテリーが早く無くなる印象がありました。
でもバッテリーが劣化してきた可能性も否定できない。
じゃあ試してみようと思い、ゆる〜く検証してみました。
結論
iPhone11を用いてOCNモバイルone(ドコモ回線)とIIJmio(ドコモ回線)を比較した結果、OCNモバイルoneの方が待ち受け時のバッテリー消費が多かった。
検証方法
- スマートフォン:iPhone 11(SIMフリー)、iOS 14.7.1、同一機種でSIMカードを入れ替えて検証。
- 格安SIM:OCNモバイルone(ドコモ回線)、IIJmio(ドコモ回線)
- バッテリー消費計測法:iPhone11を待ち受け状態で数時間放置し、放置前と放置後のバッテリー残量の差を求めた。
- その他:待ち受け時はWiFiはonとした。
- 検証期間は2021年9月〜10月
そんなに差があるはずない、と思って始めた検証のため、検証条件がかなり大雑把です…。
IIJmioを選んだ理由は、以下の通りです。
ドコモ回線、iPhone11で動作検証されている、データ通信量3GB〜6GB/月で比較的安価である。
検証データ
OCNモバイルoneの方がIIJmioよりバッテリーの減少量が多く、あきらかにバッテリー消費が激しかったです。


OCNモバイルoneのバッテリー消費はIIJmioの約4倍。
OCNモバイルoneは、およそ2日間待ち受けしているだけでバッテリーがゼロになってしまう計算です。
まさかこんなに差があるとは、驚きでした。
最後に
今回の結果はOCNモバイルoneとIIJmioの比較であり、他の通信業者のバッテリー消費は分かりません。
また通信時のバッテリー消費や通信速度も計測していません。
ただし両者を実際に使ったところ、僕の使用状況ではIIJmioの通信速度は十分許容できる範囲で、1日使ったあとのバッテリーの消費量も明らかにIIJmioの方が少なかったです。
それにしても、なぜOCNモバイルoneのバッテリー消費が多いのでしょう。
ネット上では様々な考察がなされていますが、公式には何も発表されておらずOCNは対処する気もなさそうなのが残念です。
追記・2021年10月20日 新たなニュースが!
2021年10月20日、NTTエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズから、IPアドレス付与方式の変更(グローバルIPアドレス→プライベートIPアドレス)を2022年3月末より順次おこなうと発表がありました。
理由はグローバルIPアドレスの枯渇に対応するためで、バッテリー異常消費対策については言及されていません。
しかしグローバルIPアドレスがバッテリー異常消費の原因であるという説があり、これが正しければバッテリー異常消費が解決する可能性があります。
はたして、これでバッテリー異常消費が解決するのか。
楽しみです。
追記2・2022年6月 バッテリー問題解決
プライベートIPアドレスを選べるようになり、バッテリーの異常消費が解決したそうです。
またOCNモバイルに戻ろうかな。
コメント