わたしの音楽歴~エレクトーン歴4年~
2021年4月から五十の手習いでチェロを始めました。
現在2年目です。
凄まじく熱しやすく冷めやすい性格のワタクシですが、どういうわけかチェロは飽きずに続けることができています。
きっと自分が思っている以上にチェロが好きだったんですね。
もっと早く、若い頃にチェロと出会っていたかったですが、ようやく飽きずに付き合い続けられる楽器に出会えたことはとても幸運なことだと思っています。
わたしの音楽歴は8歳から12歳までの4年間のエレクトーンです。
2歳上の姉がエレクトーンをやりたい!と言い出し、妹のわたしが芋ずる式に一緒に習わせられるパターンでした。
熱心に練習していた姉は人前で弾いても遜色ないほど上達しましたが、ほぼ練習しないで通っていたわたしはどこに出しても恥ずかしいレベルの出来上がりでした。
週1回通わなくてはならないエレクトーンのことが心底煩わしく、かといって休むと母から雷が落ちるので渋々レッスンに顔を出す感じでした。
こんな状況でしたので、4年間の音楽歴があってもわたしの音楽リテラシーは『ト音記号』がゆっくり読める程度という大変お粗末なものです。
ちなみに『ト音記号』のことを最近まで『トーン記号』と呼んでいたお馬鹿さんはわたしです。
新しい知識!『ヘ音記号』
とはいえ、
とりあえず音符はゆっくり読めば理解できる!
と自負して始めたチェロでしたが、チェロで多用されるのは『ト音記号』ではなく『へ音記号』でした!
初めてチェロの楽譜を見た時に『ト音記号』の記号がない上に、
先生が楽譜の『ド』を『ミ』って言ってる・・・(マジで困惑)
先生・・・あのぅ・・・その音符、わたしが知っているのは『ミ』じゃなくて『ド』なんですけれど・・・
と、ど直球で聞いたところ、先生が『ヘ音記号』を教えてくれました。
すごい!そんな記号があるんだ!(きらきら)
疑問が解消されたうえ、新しい知識を学んだわたしはレッスンから帰宅して興奮気味に姉に電話し『へ音記号』なる存在を教えたのです。
興奮気味のわたしに姉が返した言葉は
エレクトーンにもへ音記号はあるよ?
左手がへ音記号だったよ?
でした。
えええええええええええええええええええええええええええっっっっっ!!!!
長年習い続けていたエレクトーンにも『ヘ音記号』あったとは・・・
先生に『へ音記号』を教えてもらった時の衝撃よりも、さらに上の衝撃です。
ちなみにエレクトーンもピアノも左手は『へ音記号』が使われることが多いようですが、ことエレクトーンの場合、左手はコード進行で進んでいくことが多いので、音符を読むというより、コードしか見ていなかったので『へ音記号』の存在をスーパースルーしていたようです。
『Cコード』は『ド・ミ・ソ』と押さえる、という感じです。
コードを見ていればどの鍵盤を押さえれば良いか一発でわかる仕組みです。
そんな事はともかくとして、4年のエレクトーン歴があると自己紹介したわたしが『へ音記号』の事を知らない、と知った先生の方がよっぽど困惑したのではないでしょうか・・・
チェロを始める前に、大人になってからチェロを始めた人のブログをたくさん読んだりしましたがほとんどの場合、
ピアノやエレクトーンなどの音楽歴があることはチェロを始めるにあたってアドバンテージになる
というアドバイスが多かったです。
しかし、怠惰&怠惰で過ごしたわたしの4年ものエレクトーン歴は譜読みの役にも立ちませんでした。
もうここまでくると音楽歴無の初心者にした方が、いっその事清々しく感じるレベルです。
今思えばエレクトーンのレッスン代をドブに捨て続けていた母が不憫でなりません。
かくしてほぼ音楽初心者マークのわたしのチェロ人生が衝撃と波乱に満ちて幕開けしたのであります。
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