SL大樹をご紹介します。
最後に動画も載せていますので、そちらも見ていただくと、より理解が深まると思います。
SL大樹とは
SL大樹は、SL(蒸気機関車、C11型)が客車3両を引っ張る列車で、東武鉄道 鬼怒川線の下今市駅と鬼怒川温泉駅間を走っています。
1日、2から4往復しています
運行ダイヤは日によって異なるので、東武鉄道・SL大樹のWebページで確認してください
なお、ディーゼル機関車が客車を引っ張るDL大樹と言う列車もあります
SL大樹に乗るには
SL大樹に乗るには、乗車券と座席指定券が必要です。
料金は、乗車券260円(Suica、PASMOなら251円)+座席指定券760円(DL大樹の座席指定券は560円)です。
乗車券は、紙の切符だけでなく、SuicaやPASMOも使えます。
座席指定券は、東武鉄道の駅や旅行代理店などで購入できますが、おすすめはインターネットで購入することです
インターネット購入は自分で好きな座席を選ぶことができるためです。
乗る列車や座席の変更は、1回だけ可能です。
インターネットで座席指定券を購入すると、メールで「座席指定券購入完了のお知らせ」が送られてきます。
SL大樹に乗ると、係員(アテンダント)が座席指定券の確認に来るので、このときスマートフォンの画面等でこのメールを見せればOKです。
客車
車両・シート
SL大樹には、客車が3両連結されており、鬼怒川温泉側から1号車、2号車、3号車となっています。
1号車の座席は回転式クロスシートで、座席の向きを変えることができます。
この1号車には発電機がついているので、ものすごく大きな音がします。
鉄道マニアの方の中には、この音が良いという人もいるようですが、僕にはうるさいだけでした。
真ん中の客車、2号車の座席は、ボックスシートです
この2号車は、展望デッキが付いた展望車です。
展望デッキは本当にお勧めです。あとで詳しく説明します。
3号車の座席は、回転式クロスシートです。この車両には発電機はついていませんでした。
客車の型式や、車体の色とか、シートのリクライニングが古いタイプとか、マニアックな話は詳しくないので省略します。
展望デッキ
2号車の展望デッキは、機関車の煙や音、そして風を感じることができます。
季節にもよるでしょうが、とても気持ちが良いです。
展望デッキは、2号車(真ん中の客車)の下今市駅側にあり、指定券の座席がどこであっても無料で利用することができます。
そのため、展望デッキ近くの座席を指定することがおすすめです。
この展望車は、2021年11月4日から運行を開始したそうです。
そのため、少し前のガイドブックなどには載っていないことがありますので、ご注意ください。
ひとつ残念なのは座席指定のインターネットサイトに、展望デッキの場所が書かれていないことです。
下図の青い四角が展望デッキの場所です。
実は、僕があらかじめ予約していた座席は1号車でした。
しかし実際に車両を見て、1号車の発電機の音の大きさに驚き、また2号車に展望デッキが付いているのを知り、乗る30分くらい前にスマートフォンで座席を変更しました。
展望デッキからの風景は、このページの最後に載せた動画をご覧ください。
手を振ってくださる沿線の方々もいらっしゃいました。
地域の人たちからも愛されているのですね。
座席指定するときの注意
もうひとつ、座席を指定するときの注意があります。
2号車(展望車)だけボックスシートなので、3〜4人で乗るとき、座席の選択を間違えると、背中合わせに座ることになってしまします。
混雑していると、知らない人と向かい合わせに座ることになってしまいます。
1と2例、3と4列…を選べば、向かい合わせに座ることができます。
インターネットの座席指定ページにボックスシートであることが書いてありますが、 文字が小さく判りづらいのが残念です。
乗る以外の楽しみ方
SL展示館
下今市駅の改札内には、SL展示館があります。
さほど大きくはありませんが、SLの魅力を伝える展示物があります。
転車台
下今市駅と鬼怒川温泉駅には、転車台があります。
転車台とは、機関車などの向きを変えるための設備で、車両の向きが決まっているSLには欠かせないものです。
SLが乗って向きを変えるだけ、ではありますが、見ているだけで楽しかったです。
SLが転車台に乗る時刻は、東武鉄道・SL大樹のWebページに書いてあります
下今市駅には、転車台の他に機関庫(車庫)もあります。
これらは改札内にあります。
鬼怒川温泉駅の転車台は、改札口の外、駅前の広場にあります。
そのため切符を持っていなくても、見ることができます。
まとめ
- 座席指定券はインターネット購入が便利。
- 2号車はボックスシートなので、グループで乗るとき背中合わせにならないよう気をつけてください。
- 展望デッキは超オススメ。座席がどこであっても、無料で利用できます。
- 転車台に乗るSLを見るだけでも楽しい。
下今市駅や鬼怒川温泉駅には、SL大樹グッズも売っていました。
僕が一番気になったのはSL大樹のプラレールです。