那須 鹿の湯 濃厚な硫黄泉を日帰りで満喫

スポンサーリンク

那須温泉 鹿の湯

那須湯本温泉鹿の湯は開湯1380年のいにしえからの名湯です。
泉質もお墨付きで古くから湯治に使われてきました。
「奥の細道」の旅の前半に松尾芭蕉も立ち寄ったそうです。
鄙びた木造建築の中は内風呂のみの100%源泉かけ流しの共同浴場になっています。
わたしは車で行きましたが、那須リゾートエクスプレスという高速バスでもアクセスできます。
那須温泉で下車すれば徒歩2分で鹿の湯に行けるので、雪が降り積もる冬場は高速バスで行くという手段もアリですね!

スポンサーリンク

鹿の湯の駐車場

2021年5月3日。ゴールデンウィークの中日に訪問。
東北道那須ICから県道17号を20分ほど直進すると到着です。
鹿の湯の500mくらい手前から車の中でもわかる硫化水素特有の腐卵臭がします。
鹿の湯の周辺には鹿の湯の源泉を使ったお宿が点在しているのでそのせいかもしれません。
鹿の湯の駐車場は50台ほどあるそうですが、訪問した9時頃はほぼ満車でした。
(空いて見えますが上記写真は帰る頃の10時過ぎの写真です)
鹿の湯は人気で混雑しているといっても、常に混雑しているのではなく時間帯によって波があるようです。
公道から鹿の湯方面に入り坂を下ると左手に駐車場がります。
坂の下り始めは砂利の駐車場、坂の下り終わりの方は舗装された駐車場になっています。
鹿の湯は坂の下にあるので舗装されている駐車場の方が混雑しています。

スポンサーリンク

那須湯本温泉源

駐車場の前には那須湯本温泉の源泉があります。
強硫黄臭(腐卵臭)が特徴です。
100%源泉かけ流しですが湧出量は非公開です。
ぼこぼこ湧いて出ている感じはしないのですが賄えているのでしょう。
鹿の湯の泉質は単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)で、神経痛や筋肉痛をはじめ、高血圧や糖尿病などの改善にも効能があるといわれています。

鹿の湯のアプローチの手前に元湯橋があります。
この橋を渡り続く階段を上っていくと那須観光協会の駐車場に行くことができます。
鹿の湯の駐車場が満車の時には那須観光協会の駐車場に駐車し、この階段を下りて鹿の湯にアクセスするという裏技もありですね。帰りの階段が苦でなければ・・・笑

スポンサーリンク

鹿の湯の屋内はレトロ

下駄箱のすぐ前が窓口になっています。
ここで料金を支払い中に入ります。
向かって左手が浴場、右手にはトイレがあります。
ちなみにトイレもとても綺麗でした。

レトロな貴重品ロッカーがあります。
貴重品を入れて鍵をかけると・・・

よく変色しています 笑
それだけ濃ゆい温泉成分なのでしょう。
金以外は一度の入浴で変色してしまうということなので、できればアクセサリーはしてこない方が賢明だと思います。

右手が男湯、左手が女湯です。

通路から見た川。
右手の建屋が女湯部分、正面が元湯橋です。
川はいい具合に湯の花まみれになっています。
酸性の川なので草津温泉と同じように生物は存在しないのでしょう。

鹿の湯の内風呂

公式HPより出典http://www.shikanoyu.jp/

奥に見えるのが脱衣場です。
脱衣場と浴場にしきりはありません。
天井も高く窓もたくさん空いているので露天風呂ではありませんが開放的な空間です。
洗い場はありません。
石鹸もシャンプーも使えません。
もちろんドライヤーもありません。
鏡もありません。
湯治に特化した濃ゆい温泉です。
湯は空気に触れると化学反応で白濁してきます。

公式HPより出典http://www.shikanoyu.jp/

鹿の湯では効果のある入浴方としてかぶり湯を推奨しています。
草津温泉でいう時間湯のようなものです。
ひしゃくで200回ほど頭にかぶり湯をするのですが・・・
上記写真の桶の前にある湯はなんと48度ですよっ!!
ファッ!?この湯をかぶったら軽く死ねる。
痺れるくらい熱い湯です。
しかも先ほど案内したようにドライヤーはありません。
女性には少しハードルの高いかぶり湯ですね。
鹿の湯の後予定がなければかぶり湯もやってみたかったです。

公式HPより出典http://www.shikanoyu.jp/

それぞれ温度の違う升のような湯船です。
3人入ったら窮屈な感じです。
女性は41度42度43度46度だったかな・・・
男性は48度の湯船もあるみたいです。
一番高い温度の湯船は1分入るのも苦行です。
一緒に入った連れが少しでも動くと
ああああああつつつつついいいいいっ!!!怒
って感じになります。
訪問後に鹿の湯を色々検索してみたら、一番熱い湯船には湯が動くと熱いから一人ずつ入る、とかルールがあるみたいなのですが・・・
そんなルール書いてあったかなぁ。男性風呂だけなのかもしれません。

公式HPより出典http://www.shikanoyu.jp/

下の方には広い湯船もありました。
鹿の湯は硫化水素型の温泉なので建物内の換気はばっちりです。
でも床で横にならないように注意書きがありました。
硫化水は空気よりも重いので床で寝てしまうとガスを吸い込む恐れがあり危険なのかもしれません。
湯船が掘って作ってあるのもガスが関係しているのかもしれないですね。

鹿の湯 湯の素

帰りに受付で湯の素800円を買ってかえりました。
浴場でこの湯の素を溶かして体に塗っているおばさまがいたので気になっていたのです。
自宅のお風呂は循環式なので風呂釜が痛むから使えませんが、わたしも鹿の湯のおばさまのように湯桶に湯の素を溶かして体に塗って使おうと思っています!
今思い出したけれど、湯の素、まだ車のトランクに入れたまんまだった!

また行きたい!那須 鹿の湯

那須湯本温泉のエリアに入って最初に硫黄臭を嗅いだ時は草津温泉に似ていると思いました。
でも浴場に入ってみると温泉成分の強さが万座温泉に似ているような気もしました。
翌日まで体に残る硫黄臭。すごいですね!
この臭いが嫌いな人にはおすすめできませんが、わたしはまた行きたい!と思える温泉でした。
今回は日帰り温泉でしたが、雪の降り積もり冬に泊まりで行きたいです。
都心からも日帰りで立ち寄れる鹿の湯はとってもおすすめの温泉です。

タイトルとURLをコピーしました