焼き芋のYoutubeも作成しました。こちらもご覧ください。
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電子レンジ・オーブン・石焼き・トースターと、家庭にあるあらゆる手段でねっとりおいしい焼き芋を作るべく研究したわたしの経験から、簡単・ねっとり焼き芋の作り方を紹介します!
秋から冬になると恋しくなる焼き芋。
最近はスーパーの入口付近に焼き芋機が設置され、甘い匂いに釣られて購入してしまう人も多いのではないでしょうか。
焼き芋機で作られた焼き芋は甘くておいしいですね!
そんな焼き芋を自宅で簡単に作ってみたいと思いませんか?
実はびっくりするほど簡単に甘い焼き芋を作れる方法があるんです!
結論
さつまいも
おすすめのさつまいもは、紅はるか。
茨城県産の熟成ものが良かったです。
大きすぎると上手に焼くのが難しくなるので、S〜Mサイズの方が美味しく焼けます。
焼き方
オーブントースター(1000W以上の機種)で45〜60分(Mサイズの場合)焼く。
オーブントースターの機種やさつまいもの大きさで、焼く時間は調整してください。
また時々、さつまいもの向きを変えて、均等に火が通るようにしてください。
以下に、なぜこの結論に至ったか、いままで試した色々な方法などを書きますので、こちらも読んでくださいね。
なお以下の本も参考にしました。
おいしい品種は?食べ頃は?体に良いわけは?などなど、焼きいもに関する情報が満載の本です。
茨城産『紅はるか』を選ぶ
わたしが確立した甘い焼き芋の作り方を実践する前に、ひとつ重要なことをお教えします。
茨城産『紅はるか』を選んでください。
紅はるかの糖度は60度以上。通常さつま芋は糖度50度なので、その甘さが際立ちます。
茨城産と限定しましたが、わたしの経験上、他のどの産地の紅はるかよりも茨城産の紅はるかの糖度が高くておいしかったからです。
残念なことに買ってみて失敗なさつま芋も存在します。
わたしが辿り着いた1番簡単で1番おいしい焼き方で焼いても残念なお芋は残念なままです。
ですからさつま芋選びは大変重要になってきます。
さつま芋は収穫してすぐに食べてもおいしくありません。
甘くておいしいさつまいもは貯蔵が重要になってきます。
だからさつまいもの収穫期の10月から11月に買ったさつま芋は甘くないことがあります。
甘く熟成された茨城産の紅はるかが出始めるのはだいたい12月頃からです。
時期にも注意が必要ですね。
初心者の方におすすめする甘いさつまいもの購入方法
ではどこで糖度の高いさつまいもを購入すれば良いのでしょうか。
わたしは当初スーパーで買ったり、農協のネット通販で購入したりしていました。
現在はメルカリに出品している農家さんから直送してもらっています。
さつまいも初心者の方におすすめする購入方法
その1
スーパーで購入する時は『熟成』と書いてあるさつまいも
または表面に蜜の黒いかたまりができているものを選ぶのが甘いさつま芋の選び方のコツです。
その2
農協のネット通販で購入する
5kgくらい頼める人は農協で購入すればまぁ間違いはなく安心です。
その3
ネット通販で購入する
これが一番簡単かもしれません。
自宅で焼き芋を作るならサイズも重要です。
スーパーの焼き芋のように大きいLサイズのさつまいもを購入してしまうと、火の通りが悪く、なかなか焼きあがりません。
自宅で焼き芋を作るならSサイズ・またはMサイズにされることをおすすめします!
さあ、甘いさつまいもを手に入れたら、あとは焼くだけです!
焼き芋の絶対温度は『180度~200度』
電子レンジ・オーブン・中華鍋で石焼き芋・オーブントースターなど様々な器具を使い、低温から高温まで試行錯誤しながら導き出された温度は『180度~200度』です。
『180度~200度』をいかに保てるかが甘くねっとりした紅はるかを堪能できるかどうかのポイントです。
スーパーの電気式焼き芋機もこの『200度』というポイントを達成しているから甘く仕上げられるのです。(もちろん、さつまいも自体も熟成・定温処理されているエース級のさつまいもであることは間違いありません)
下記のマニュアルはJAなめがたの量販店向け焼き芋マニュアルです。
試行錯誤を繰り返したわたしの結論はJAなめがたに近いのですが『180度~200度』でした。
参考までにJAなめがたの『焼き芋の話』のリンクです。
JAなめがたは『キュアリング処理』や『定温貯蔵』などの技術で、スーパーで1年中おいしい焼き芋を販売できるようにしてくれた、焼き芋界のフロンティア、焼き芋界の盟主たる素晴らしい農協です。
知らなかった!アルミホイルを巻く?絶対にやってはいけない!焼き芋の作り方!
さつまいもにアルミホイルを巻いて焼くバカ。そう、それは過去のわたし・・・
アルミホイルは熱を遮断する性質があります。
熱の反射率97%です。
せっかく庫内の温度を『180度~200度』にあげてもアルミホイルでさつまいもへの熱の伝導を遮断してしまうのです!
過去にわたしもせっせとさつもいもにアルミホイルを巻いて焼いたりしていたわけですよ。
連れにアルミホイルの性質を指摘された時の驚きといったら言葉に表せません。
なんでもっと早くに教えてくれなかったのかと・・・
おいしい焼き芋を求めてトライ&エラーの繰り返しでした。
その中でも最大級のエラーがさつまいもにアルミホイルだったと思います。
検証1.電子レンジを使って焼き芋を作る!
さつまいもMサイズを2つに割り、ラップにくるむ
電子レンジ強で7~8分
どうしても今すぐにさつまいもが食べたい!
とかでないとお勧めしません。
せっかく吟味して購入したさつまいもの甘さ50%ダウンです。
あまり甘くならないので小さいお子さんのおやつには丁度良いかもしれません。
検証2.電気オーブンを使って焼き芋を作る!
さつまいもMサイズ
オーブン230度設定/45分
※オーブンの設定温度はあくまでも我が家のオーブンです
電子レンジに付随しているオーブン機能を使って焼き芋を作ります。
オーブンを使った焼き芋は何度も失敗し、トライ&エラーの繰り返しでした。
なぜだ・・・200度に設定して焼いてもねっとり焼きあがらない・・・
それを解決したのがこの温度計。
ネット通販で購入しました。
タニタ 温度計
測定温度範囲(℃):0~300
温度最小表示(℃):10
幅(mm):70
奥行(mm):33
皆さん、オーブンの温度設定を信用してはなりませんよ!
たとえ余熱有200度設定していても、庫内に置いた温度計は160度だったりしていました!
なんと、悲しいことに庫内の温度を200度に保てていなかったのです。
この温度計を買ってからはオーブンの温度設定を230度くらいにして、温度が上がりすぎないように気を付けながら焼いています。
温度が上がりすぎてしまった場合はオーブンを開いて温度を下げています。
すでにオーブンで焼いているという方もいると思います。
オーブン派の方が焼き芋を作る時に今以上にさらに甘く焼ける可能性があるので、この温度計を使って温度調整してみることをおすすめします!
しっとりと甘くできあがりました。
ねばりもあり甘くておいしいです。
でもスーパーの焼き芋レベルには達していません。
業務用のオーブンやガスオーブンであれば、もっと美味しく焼けるのかもしれません。
でも家庭用の電気オーブンではこれが限界のようです。
検証3.石を使って石焼き芋を作る!
さつまいもMサイズ
中華鍋に石を敷いて弱火/45分
アマゾンで購入しました。
石焼き芋の用の石です。
1cm~2cmくらいの丸みを帯びた石です。
河原で拾った石でもよいそうですが、そういった石は熱を加えると爆ぜることもあるようなので、石屋さんから石焼き芋用の石を購入しました。
連れが大事に育てているはずの中華鍋を使ってガスで石焼き芋を作ります。
錆びています。
ですが、大事に育てているそうです。
石を敷き詰めてさつまいもをのせて弱火で焼きます。
蓋もしてしまうので中の温度が何度になっているのか、知る由もありません。
しかも鍋が熱くなってしまうようでガスの温度センサーが弱火を維持してくれません。途中で火が消えていたりします。
おそらく『200度』は保てていないでしょう。
芋の皮の身離れも悪くパサパサした出来上がりになってしまいました。
石というアイテムを手に入れ、おいしい石焼き芋ができる幻想を見ましたが
ガスで作る石焼き芋は大失敗です。
ちなみにオーブンに石を敷き詰めて石焼き芋にしたら、オーブンの天板だけで焼くよりおしいくなるのでは?という幻想も見ました。
しかし、オーブンで焼いた時、石があってもなくても焼き芋の甘みに大差はありませんでした。
なぜ人は石焼き芋の石に幻想を見てしまうのでしょうか・・・
検証4.1000wのオーブントースターで焼き芋を作る!
さつまいもMサイズ
オーブントースター(1000w)で45分~60分
オーブンで温度みながら焼いたり、石使って焼いたり、もうそんな面倒なことはしたくない!
おいしい焼き芋を食べたいけれど、焼くのが面倒で疲れ果ててしまった・・・
そんなわたしが辿り着いたのがオーブントースター!
いっちょこれで焼いてみるか!
とモノグサなわたしが偶然発見した大本命!でした。
我が家の使い古されたオーブントースターは象印のもので出力は1000wです。
こんがり倶楽部 ET-SE22(ちょっと昔の機種です)
悲しいことにオーブントースターは15分タイマーなので3~4回タイマーを回しなおします。
40分を過ぎたあたりからあま~いにおいが流れてきます。
甘い焼き芋は皮離れも良いものです。親指のあたり、皮がたるんで身から離れています。しかも蜜もあふれ出しています。
この出力であれば庫内温度180度~200度を達成しています。
今までの検証はなんだったのでしょうね。
灯台下暗しとはまさにこのこと。
まさかのオーブントースターで
ほら、こんなにとろとろ、てかてか!ねっとりあまあま!
もちろんオーブンで焼いた焼き芋もおいしいです。ル
しかしトースターで焼いた焼き芋の方がもっと甘くておいしいです。
温度も適切に管理してなお、オーブンよりトースターの方がおいしくできあがる謎が解けていません。
その理がわかる方がいましたら、お問い合わせ欄からお知らせください!
検証結果 簡単!ねっとり!焼き芋ができるのはオーブントースター!
貯蔵や熟成された茨城産『紅はるか』を用意する
1000w以上のオーブントースターで焼く
以上がねっとり甘い焼き芋の作り方です!
簡単でしょ?
第1位
1000wのオーブントースター
第2位
電気オーブン
第3位
電子レンジ
第4位
中華鍋で石焼き
という結果になりました!
出力の高いオーブントースターを買って、あま~い焼き芋を自宅で好きな時に作ってください!
焼き芋が好きなら干し芋も好きになるハズ!
おいしい干し芋を求めて干し芋全国シェア9割の茨城県まで探しに行ってきました!
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