2021年1月某日。
コロナ禍で2度目の緊急事態宣言を受け例に漏れずお家時間を強いられる我が家。
暇だから明日は角上魚類に毛蟹を買いに行って蟹の甲羅盛りを作る!
と宣言ししばし毛蟹を検索。
1番おいしい毛蟹が『活蟹』
生きている蟹です。
読み方は『かつがに』でも『いきがに』でも良いそうです。
2番目においしいのが『浜茹で毛蟹(冷蔵)』
3番目のありふれた候補が『ボイル(冷凍)』
らしいのですが、色々調べた結果
『活蟹』は茹でる前に蟹を〆ないとだめって書いてあるし(怖くて〆られない)
浜茹で毛蟹はそもそもあまり流通していないし
『冷凍ボイル毛蟹』でも仕方あるまいと角上魚類へ向かいました。
角上魚類大宮中央店です。
初めて行きましたがわたしの知ってる実家近くの角上と違いキレイです。
対面の鮮魚コーナーがちんまりしていて少し寂しい。
コロナ禍ということもあったのか威勢の良い掛け声もあまり聞こえず。
でもお客さんはたくさんいました。
角上で『ボイル冷凍毛蟹』を探しましたが販売していませんでした。
その代わりなんと『活蟹』が売っていました!
でも『活蟹』って茹でる前に〆るんでしょ・・・
こわい
お店の人に
簡単な〆方教えてください
って聞いたら
そのまま水から茹でちゃって大丈夫ですよっ!
って言われました。
えぇ~そうなんだ~
生きたまま茹でると蟹が暴れて大変な事になるから〆てからって蟹博士っぽい人がブログで書いてたけど、生きてるまま茹でちゃっていいんだ~
聞いてみるものねですね。
『活蟹』〆る問題が解決したので、この蟹は2杯買って帰ります!
1杯2,500円也
目方を図ってもらったら430gと460g。茹でると10%目方が減りますが、大きさは丁度良い大きさです。
毛蟹を茹でるのに塩を入れます。
2Lの水に70gの塩を投入。
おいしい毛蟹が食べたいので、ちょっともったいないけれど、宮崎旅行で買った『月の塩』を使います。
毛蟹はおがくずがついていたりするので冷水で洗います。
手前の蟹は生きているけど、奥の蟹はお店でご臨終していた模様。
茹で上がったあとは灰汁がたくさんついているので冷水で洗い流します。
分解するとこんな感じ。
肩を外します。手で捻ると簡単に外れます。
ふんどしを外します。
甲羅を外します。
味噌がこぼれてしまうので甲羅を下にします。
肩の部分はハサミで切り込みを入れて身を取り出します。
蟹スプーンなんてないので、細めのスプーンでかきだします。
途中から面倒になって、普通に指で掻き出してました。
わー!!結構身が詰まってた~
足の部分はRを描いている方に包丁を入れます。
すりこぎで手前から押すと簡単に身が出てきます。
ほら、きれいでしょ。
1杯分解完了!
素人なので20分くらいかかりました!
すごく面倒くさい作業なので蟹の甲羅盛りがお高いことを身をもって理解しました。
ほぐした身を甲羅に詰めていきます。
足でまわりを覆ったら毛蟹の甲羅盛りの完成!
あら、素人が作ったにしては美しい出来上がりですわ。(自画自賛)
裏返すともちろん甲羅。
もう1杯も分解して完成!
焼酎と合わせていただきます!
自分で作った甲羅盛りは格別のうまさでした~
活蟹だからかな?身の味も濃ゆい感じでした。
今回作ってみて発見したこと
430gの毛蟹と460gの毛蟹を調理しましたが、大きい蟹の方が身が少なかったです。
それはおそらく『活蟹』だったからかもしれません。
大きい毛蟹は買った時から動いていなかったように思います。
蟹は死んでから自分の酵素で身を溶かしていくそうです。
おそらく大きい方の毛蟹はそういった理由で身が少なかったのかもしれません。
勉強になりました!
今度『活蟹』を買うときは元気に生きている蟹さんを買おうと思います!
とっても面倒だったけれど、意外と楽しかったのでコロナ禍のお家時間でトライしてみることをおすすめします!