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その1⇒松川碁盤店の霧島杉のくり抜き杉桶でぬか漬けに挑戦!
その2⇒産膜酵母は張らない方が良い!
からおよそ1年半。
わたしのぬか漬け帖のブログ連載が途切れていましたが、安心してください、続いていますよ!
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思い返してみると、そういえば!という感じで記事にすべきことはあったような気はしますが、なにぶんぬか漬けは繰り返しの作業なので、日々に忙殺されてスルーしていました。
久しぶりにわたしのぬか漬け帖です。
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お手軽にぬか漬けを作ってみたいと言う方には、こちら↓がおすすめです。
わたしのぬか漬け事件簿1
あれは一昨年の秋、1週間ほど所用で家を離れた時に起きた悲劇。
松川碁盤店からいただいた『杉桶の仕様について』という説明書の中に
⇒留守する時は『糠床だけをビニール袋に入れ、空気を抜いて密閉し、冷蔵庫に保管してください』
と書いてあったにもかかわらず、杉桶ごと冷蔵庫に入れたお馬鹿さんはわたしです。
面倒くさかったので。
帰宅して冷蔵庫の中の杉桶を見たら割れてた!
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がびーん!
でもさすが!霧島杉だけあってヒビの入り方も見事!
とか感心している場合じゃなくて・・・
でも割れたのは外側の面だし、水漏れしてないし、へーき、へーき!!
という感じで普通に使用しています。
わたしのぬか漬け事件簿2
あれは暑い日が続いていた昨年の夏。
松川碁盤店の説明書通り、わたしは毎日、杉桶の内側にせっせとぬかをこすりつけていました。
(ふつうは容器は容器の内側についたぬかは拭き取ります)
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松川碁盤店によると、ぬかをこすり付けると乳酸菌が杉の組織の中に住みついて雑菌から守ってくれるとのこと。
んが!!!
1日2回ぬか床をかき混ぜているにもかかわらず、どうにもこうにも、いてもたってもいられないくら杉桶から悪臭が漂ってくる!
雑巾の生乾きみたいな臭い!
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徐々に臭くなっていったんですが、まだ持ち直すかも!?という一縷の望みにすがりついて、ぬか床をかき混ぜ続けていましたが、3日目くらいにとうとう耐えられない臭さになりました。
臭いの素を辿るとぬか漬け本体というより、ぬか床をなすりつけてる容器の内側部分でした。
そもそもぬか床は臭いけれど、食べられるか食べられないかのギリギリのラインの臭さというか、臭さの中にも一服の清涼剤のようにフルーティーさが香ってきたりするわけですが、今回の臭さは許容範囲の臭さを逸脱してる。というか、わたしの本能がヤバイと警告を出すレベルの臭さ!
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有元葉子著の「ぬか漬け帖」の中に、容器のふちはキレイに拭きあげるよう、蓋を開けた時にきれいなぬか床が良い。
と書いてありました。
有元さんのアドバイス通りにしておけば良かった。
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やり方が悪かったのか、わたしには松川碁盤手の説明書に書いてあるような杉桶の乳酸菌シールドができませんでした。
ぬか床本体はたぶん大丈夫そうだったけれど、あの臭さと同居していたぬか床を愛することができずに一旦リセット。ぬか床を捨てました。
わたしのぬか漬け事件簿3
ぬか床を捨てたあとに続く悲劇。
杉桶についた悪臭(ぬか床とは違う種類の悪臭)をとるために洗って1週間ほど影干しましたが臭いがとれませんでした。
1ヶ月近く洗っては影干を繰り返しましたが、どうにも臭いが臭く、最終兵器を投入!
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![](https://10nenlog.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
消臭効果に定評がある重曹です。
重曹を水で溶いてペースト状にして杉桶の内側に塗りたくりました。
5分ほどおいてから洗い流しましたが、あまり臭いはとれていません。
そこで重曹ペーストを塗りたくって2時間おいてから洗いながしました。
臭いがとれた!!
『全て』とはいかないけれど、少なくとも悪臭はとれました!
しかし!
杉桶に変な染みができた・・・
悲しい・・・(自分でやったことだけどwww)
でも、ちょっと色が変わっただけだから、へーき、へーき!!
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という感じで普通に使っていたら、いつの間にか染みが消えてなくなりました!✨
1年半を経て・・・やっぱり良い杉桶だ!
高価な杉桶なのに、もしかしたらぬか漬けすぐにやめてしまうかも・・・
と迷っていた杉桶の購入でしたが、安心してください。まだ漬けてますよ!
本当にね水が出ないんですよね。この杉桶。
昔漬けていた時には毎日キッチンペーパーに水を吸わせて取り除いていました。
水分を発散させて旨味成分だけが残って古くなるほど、長く使うほどにぬか漬けが美味しくなってきます
と説明書には書いてあったけれど、これは本当だと思います。
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最近ぬか床に常駐しているのは干し椎茸と唐辛子です。
6月になったので実山椒がそろそろ出てくると思うので、ぬか漬けの風味付けにどこかで購入したいと思っています。(実山椒を入れるのはめちゃんこおすすめですよ!)
当初はカブ、小松菜、にんじん、スナップエンドウ、変わり種だとゆで卵とかチョコレートのラミーを漬けてみたりしましたが、春夏はきゅうり、秋冬は小松菜をよく漬けています。
最近暑くなってきたのできゅうりがよく漬かっていてとっても美味しいです!
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酸味のバランスが今が一番良いです!
現在満ち足りたぬか漬けライフを送っています。