【故障1】トイレの蓋の自動開閉が故障した!!
我が家は築12年。
新築時にいわゆる新築フィーバー病を発症し、な~んにも考えず当時の定価で45万円くらいするTOTOのネオレストというタンクレストイレの最上位機種を設置しました。
タンクレストイレはスッキリした見た目で掃除もしやすく、ウォシュレットはもちろんTOTOのものですので、とても満足な使い心地でした。
そして月日は流れ・・・
約1年半前にトイレの蓋の自動開閉が故障しました。
トイレに人が近づくと蓋が自動的に開いてくれるアレです。
修理を依頼しようとTOTOメンテナンスさんに連絡すると
●蓋を開けるモーターが経年劣化で故障した可能性がある
●修理には2万円くらいかかる
と案内がありました。
蓋くらい手で開ければいいじゃん~
って思いますよね?
まぁ、全くその通りなんですが、10年以上、トイレの蓋の自動開閉に慣れてしまった身からすると、その動作が手間になるわけです。
しかもトイレの蓋を開ける秒すら惜しいギリギリのタイミングでトイレに行った時、
そんな時はトイレに近付いてもトイレの蓋が開かないだけで
「漏らしちゃうところだったじゃんか!!」
と、どこにもぶつけようのない小さな憤りを抱えることになります。(幸いまだ漏らしたことはありません)
そもそも大人なんだからギリギリでトイレに行くな、と言われれば返す言葉も御座いません。
ホントにロクでもない理由ですが、個人的には意外とひっ迫している理由だったのでTOTOメンテナンスさんに修理を依頼しました。
するとTOTOメンテナンスさんからは意外な回答がありました。
修理をおすすめしない
修理を依頼するわたしにTOTOメンテナンスさんの回答は
モーターを修理しても電化製品なので他の部分が次々と故障して最終的に全取替えになります。
TOTOメンテナンスさんは丁寧にとても申し訳なさそうに言葉を紡いでいました。
全取替えって、トイレごとですか??
と聞くと
YES
のお返事。
ちょっとちょっと、まさかの修理しない推し!
確かに言われてみればトイレの上位機種は蓋を含むウォシュレット部分って、電気で動いていますよね。
一般常識として電化製品はだいたい10年を目安に故障が視野に入ってくる頃です。
次々故障?
トイレ全取替え??
なんてことを聞いてしまったら
漏らしちゃうかもしれない問題を内包しつつ、トイレの蓋の自動開閉については
あ き ら め て 手 で 開 け 閉 め す る
という決着をみたのでありました。
【故障2】今度はウォシュレットが故障した!!
トイレの自動蓋開閉機能が故障してから1年半。
TOTOメンテナンスさんの悪魔の予言通り、今度はウォシュレットの水の出が悪くなりました。
蓋の自動開閉機能の故障がどうでもよくなるくらい、日々のクオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、略称: QOL)の根幹を揺るがす大問題です!
ウォシュレット本体にはフィルターという網目状の部品が内臓されていて、水道水から出るごみや砂などを取り除く役割を持っています。
まずココを疑いフィルター掃除をしてみますが、やはり水の出は良くなりませんでした。
ココで思い出されるのがTOTOメンテナンスさんの悪魔の予言には続きがあったことです。
モーターを修理しても電化製品なので他の部分が次々と故障して最終的に全取替えになります。
えええぇぇぇっ!!!
まさかの全取替えですか?!
12年しか使っていない便器はあと50年以上使えそうなくらいぴっかぴかなのに。
タンクレストイレってウォシュレット部分だけ交換できるの??
でもさ、タンクレストイレでもウォシュレットの部分だけ交換できるんじゃないの?
って思いますよね。
答えはYESです。
TOTOのタンクレストイレのウォシュレット部分は『機能部』という名称になっています。
タンクレストイレのウォシュレットの取替えで検索しても中々HITしてこないんですよね~
TOTOウォシュレット一体型取替機能部カタログ
このカタログの中に『一体型取替機能部 最適商品特定表』があるので、お取替対象機種(自分のトイレの機種)と機能部品番(ウォシュレットの部分)の品番を照らし合わせて『取替機能部品番』というものを割り出します。
我が家は
お取替対象機種:ネオレストRH1
機能部品番:TCF9765/J
なので
ウォシュレット一体型取替機能部品番:TDF962系
パネル形状:A
でした。
やった!!
あるじゃん!!
これで安くすむぜっ!!
と思ったのも束の間、なんと定価で200,800円也!!!(Д)゜゜メダマドコー
たぶん定価ってことはないだろうからとりあえず見積をだしてみることにしました。
我が家は埼玉にしかない、知る人ぞ知る、埼玉県民共済住宅で建築しています。
県民共済住宅にはリフォーム部があり、県民共済住宅で建築した人はそこでリフォームすることもできます。
今回は機能部の取替なのでリフォームとは少し違いますが、見積りを出してくれました。
TOTOネオレストWL一体型取替機能部TCF962A
定価220,800が約22%OFFの172,220円也!
もろもろの工賃も含み203,000円也!!
ぐぬぬぬぬ~
しかも色はホワイトのみ。
我が家のトイレはペールホワイトという廃盤になっている色なので、機能部だけ替えた時の色のちぐはぐさに若干不安が残ります。
例えばタンクレストイレではない、普通のタンク式トイレ(組み合わせ便器)になると、ウォシュレットを交換するだけならば、TOTOのアプリコットの最上位機種でも定価19万円くらいのが、ネット通販で10万~12万円くらいで販売しています。
タンク式トイレの組み合わせ便器なら工具さえあれば素人でもウォシュレット部分だけつけるのは意外と簡単です。
ちなみにTCF962系の機能部についても通販で14万円くらいで販売しています。
ここだけDIYで取替できそうな気もするのですが、ネットでも情報がほとんどありません。
タンク式トイレに付けるウォシュレットほど簡単にはいかないような・・・
タンクレストイレの蓋の奥の部分に多くの電子部品や基盤があるようですが、そこと何らかの接続が必要なはずです。配線や基盤を触るのは素人には高いハードルです。
万が一できなかった場合、価格的にダメージが大きいので、機能部だけ取替するなら県民共済住宅を通すつもりでした。
(どなたか機能部だけ自分で交換された方がいたら後学のためコメントでやり方を教えてください!)
さて、ウォシュレット部分(機能部)だけ壊れている我が家のトイレ。便器本体はぴかぴかしています。
20万円かかるけれど・・・便器がもったいないし・・・仕方ないかな・・・
と機能部取替のみに気持ちが傾いた時、またあの悪魔の予言が蘇ってきました。
タンクレストイレのデメリット~全てが電化製品~
ここでふと疑問に思ったわけです。
TOTOメンテナンスさんの悪魔の予言は
『最終的に全取替』
という超パワーワードだったことです。
機能部だけ交換できるなら、ウォシュレット部分だけ交換できますって言いますよね?
そこでとりあえずTOTOのお客様相談室を通してTOTOメンテナンスさんに繋いでもらい、折り返し連絡をいただきました。
Q.10年以上経過したタンクレストイレのウォシュレット(機能部)だけ取替たあとに起こりえる不具合は何ですか?
A.
●機能部だけ取替たとしても、タンクレストイレはトイレ内部についている『流す』機能であるバルブユニットやポンプが故障する恐れがある。
●その部分も電化製品で部品だけで2~3万円かかる。
●機能部だけの交換でも高額なため、後々発生するかもしれないリスクを汲んで一体型トイレについてはトイレ毎の交換を案内することがある。
うっそ~ん!!
トイレの内部も電化製品使ってるの??
バルブユニットとポンプ両方交換したら工賃含めて結構な出費になります。
なるほど、どうりでトイレごと全取替になるわけですね。
タンクレストイレのデメリットとして挙げられることに、停電時に流せない(手動では流せます)とか、手洗いがついていない、とかありますが、一番のデメリットはウォシュレット部分のみならず、トイレ内部にも電化製品が使われているため、電化製品の寿命である10年を経過すると様々な故障が発生する確率が非常に高いこと。ではないでしょうか。
トイレ寿命最強のタンク式トイレ(組み合わせ便器)
たぶん一般の人はわたしも含めてトイレを10年やそこらで取替るという認識はないと思います。
トイレは家がある限りどんなに古くなってもずっとそこに存在している。
住宅設備機器の中では不変たる圧倒的存在感を持つもの、それがトイレです。
通常のタンク式トイレ(組み合わせ便器)はレバーで流すのでそこに電力は介在しないわけです。
タンク内で水漏れとかあったとしても簡単に修理ができちゃうわけです。
こんな枯れた技術が長持ちする最強の技術だったわけです。
しかもウォシュレット部分が壊れたら、またそこだけ簡単に替えられる。
一体型のタンクレストイレでもウォシュレット(機能部)だけを交換できることがわかった収穫はあったけれど、TOTOメンテナンスさんの回答からさらに迷い始めます。
それは機能部だけを取替えるか、トイレごと全取替するか。
さらにトイレごと全取替するのであれば、トイレは一体型のタンクレストイレにするか、タンク式の組み合わせ便器にするか。
これは価格によっても異なってくるので、また見積をだしてみることにします。
つづく⇒【ウォシュレットが故障した!!】トイレリフォーム!我が家のトイレ選びを大公開!
【ウォシュレット故障】トイレリフォームで新トイレNJ2にまるごと交換!