災害・断水時のトイレキット
我が家では災害や断水などの水が使えない時に備えて『ベンリー袋』という簡易トイレの処理袋を10枚備蓄しています。
しかし今回の地震災害のように長い間水が使えない時に足りなくなるので買い足すことにしました。
コストコの倉庫で簡易トイレを販売しているのを見かけたことがあったので、コストコオンラインで探してみました。
トイポリー ポータブルトイレ バッグ 40枚(2024年1月現在の価格)
コストコオンライン 1,968円 1枚49円
コストコ倉庫店 1,768円 1枚44.2円
倉庫に買いに行ったほうが安いですが、直近で行く予定がないのでオンラインで購入しました。
ポータブルトイレToiPoly (トイポリー)
トイポリーは断水などで水洗トイレの水が流せない時に利用するトイレキットです。
また介護をしている時にポータブルトイレにセットして使う用途もあるようです。
使い方
使い方は
ポリエチレンの汚物袋を自宅のトイレやポータブルトイレにセットする。
セットした汚物袋の中に排尿・排便をする。
使用後は高分子吸収ポリマーの凝固剤の粉末を振りかけて固めてポリエチレンの袋ごと廃棄する。
箱の中にはグレーのポリエチレン袋のロールと高分子ポリマーの粉末が入っています。
この1ロールで20枚分です。
●ロールタイプでコンパクトに収納
●水分を固める凝固剤付き※1袋で1000ccの尿を吸収します
●紐付き袋で後処理が感ん※汚物袋は色付き(グレー)のため中身がみえにくいです
ワンセットはこんな感じ。
汚物袋1枚と凝固剤1個。
1000cc吸収可能か検証
大人の1回の尿量は約200~400ccほど。
1回に1000cc吸収できるトイポリーは大人2人が同じタイミングで排泄すれば1枚での利用の計算ですみます。
でも、ほんとに1000ccも吸収できるのか心配になったので検証してみました。
1000ccの水を用意しました。
トイポリーのポリエチレン袋をセットして尿に見立てた水を入れます。
凝固剤の粉末を水の入った袋に振りかけます。
こんな少量の粉末で1000ccも固まるのでしょうか・・・
今回は水だから失敗しても大丈夫ですがそこはかとなく不安です。
凝固剤投入後約1分。
まだ固まりきっておらずゆるい感じです。
凝固剤投入後約2分。
これでほぼ固まっている感じです。
触ってみるともろもろとしています。
水分から固形物へ変化しています。
あとは袋についているブルーの紐を締めて廃棄するだけ。
見事1000ccの水分を吸収できました。
これで何かあった時に安心して使えます。
※薬を服用している方は薬の影響で凝固剤を投入しても尿が固まらないことがあるそうです。
臭い対策
トイポリーは臭いについての記載が何もないので、おそらく袋に消臭や臭い漏れ防止の機能はついていないと思われます。
もし、臭い対策をしたいのであれば消臭剤などは別途用意しておく必要がありそうです。
自宅のトイレにセットする時の必需品
お金とスペースに余裕がある方は介護用のポータブルトイレがあれば外にテントを張ってトイレスペースにすることも可能です。
トイポリーの説明を読むと、汚物袋をそのままトイレに設置しています。
おそらくポータブルトイレにセッティングする前提なのでそういった案内になっているのだと思います。
しかし、自宅のトイレにセットする場合は予め別のゴミ袋のようなものをトイレにセットしておく必要があります。
汚物袋を直接自宅のトイレにセットしてしまうと、便器内の水が汚物袋についてしまうので、用を足した後の汚物袋の処理が不潔で煩わしくなってしまいます。
使用期限
凝固剤の袋を開封しない限り使用可能です。